横紋筋融解症の頻度ってどのくらい?
添付文書には書いてあるけどフィブラートでも起こるの?
と近くのDrからメーカーの勉強会時に質問があったので調べてみ た。
よく参考文献になっている
Am J Cardiol. 2006;97(8A):52C–60C.
Am J Cardiol. 2006;97(8A):52C–60C.
のabstractに書いてあるのは、(全文は有料)
・ミオパチー
11 /100,000 人年
・横紋筋融解症
・スタチン全般
3.4 (1.6 - 6.5)/100,000 人年
・クレストール、リピトール
4.2/100,000 人年
何かほかにないかな?
と思い下記を読んでみた。
**************************
P アメリカのヘルスプランに加入している人
E スタチン、フィブラート、その併用療法
C
O 横紋筋融解症の発症率
252460人のデータベース解析
1998/1/1~2001/6/30
処方日から180日前に同系統の処方がない場合にコホートに繰り 入れ
<結果の観察>
3人の著者が暴露状態についてブラインドされて検討
<対象薬>
atorvastatin, cerivastatin, fluvastatin, lovastatin, pravastatin, simvastatin
fenofibrate,gemfibrozil
<調整>
RRは、年齢、性別、糖尿病についてポアソン回帰で調整
<outcome>
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10万人年で3-4人くらいというのが、
今市販されているスタチンの横紋筋融解症のリスクみたい。
ベザフィブラートは記載ないけど、フェノフィブラートは0 (0-14.58)/1万人年。
スタチンと併用しなければ、あまり考えなくてもよいのかな?
ということでDrへ情報提供しましたとさ。
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