2016年7月8日金曜日

アサコールと後発品は溶け方が異なる???

 
某メーカー(2社しかないけど)のMRさんが、
 
アサコールの後発品はpH7.0の溶解のデータがないんです。
アサコールとは溶け方が異なる可能性があります
 
という、???なことを言っていたので調べてみた。

 
 
アサコールは、pH依存性の徐放性製剤。
pHによる溶け方は、以下のような感じ。
アサコール インタビューフォームより
 









 
 
後発品(サワイ、ファイザー)のIFに書いてあるのは下記。
メサラジン腸溶錠 インタビューフォームより




 
 
 
 
 
 
 
 
確かにpH7.0では試験をしていない。
(電話で問い合わせたらデータなしと言われた)


自分で実験をしてみるのが一番なんだろうけど、
設備もないので、添加剤から予測してみる。

添加剤の比較は下記
※仕分け間違いはご容赦ください。。
 
 





 
 
 
コート剤は、メタクリル酸コポリマーS。
 
メタクリル酸コポリマーSは、
pH7.0以上で溶けるという規格だし、
クロスオーバー試験もしているんだから、
溶け方が異なるというのは詭弁じゃないかなぁ?
 
メーカーさんの言う事をなんでも信じるのは危ないかもね。。
 
 
 
個人的には、上行結腸~回腸の方に炎症があって、
アサコール→ペンタサに変更になった人がここ最近数名来ているので、
そっちの方が気になる。

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